ゴーギャン作品『いつ結婚するの』カタール人が355億円で落札 [カルチャー]
フランスの画家、ポール・ゴーギャンの絵画
『Nafea Faa Ipoipo(いつ結婚するの)』(1892年)が
絵画史上最高額の3億ドル(355億円)で
落札されました!
出典www.bloomberg.com
ナフェア・ファア・イポイポ?
タヒチ語なんですが
なんとも艶かしいタイトルですね!
落札したのは、中東カタール美術館という説や
カタール王室説などがあります。
これまでの最高額は、ポール・セザンヌの
『カード遊びをする人々』(1892~93年)の
2億4000万ドル。
出典www.vn.nl
こちらもカタールの収集家が
2011年に落札したようです!
カタールはオイルマネーがスゴイんでしょうね!
カタールの経済規模は
埼玉県と同じくらいですが、
富裕世帯の割合が高く、7世帯に1世帯が
金融資産100万ドル以上を保有しているそうです!
資産があれば、名画の1つや2つ
所有してみたいもんですw。
絵画落札額ランキング
とにかく名画はとんでもない値段で
落札されております。
トップ10を見てみましょう。
1位 ポール・ゴーギャン
『いつ結婚するの』355億円
ゴーギャンといえば、ゴッホと一時期
同居していましたね。
しかし、ふたりの強烈な個性が衝突し、
ゴッホの「耳切り事件」をもって
共同生活は破綻しました。
ところが、最近ではゴッホ自ら耳を切ったのではなく、
ゴーギャンが剣で切り裂いたのではないかという説も
あるみたいです…。
そしてゴーギャンは楽園を求めてタヒチに。
数々の名画を生み出したわけですが、
当時はまったく売れず、妻子にも逃げられ
自殺未遂の挙句、悲嘆に暮れて死んでいったそうです…。
2位 ポール・セザンヌ
『カード遊びをする人々』325億円
ゴーギャン、セザンヌともに“後期印象派”
なんていわれていましたが、最近は
“ポスト印象派”と呼ばれているみたいですね。
印象派の影響を受けつつも、それを超克しようと
していたと考えられています。
3位 ジャクソン・ポロック
『No.5, 1948』196億円
出典www.yandp.tv
アクション・ペインティングというやつですよね。
この絵が196億円??と思うかもしれませんが、
芸術は本来、お金に換算できるものではありません。
画期的な手法で芸術的な価値が高い!
という評価が定着すると、金額もどんどん
高くなっていくのでしょう。
子供の描いた絵だって芸術的価値を
無理やり高めたら、きっと値段も高くなるはずですw。
買う人がいればの話ですが…w。
4位 ウィレム・デ・クーニング
『ウーマンIII』193億円
出典www.fernandogomezherrero.com
5位 パブロ・ピカソ
『夢』188億円
6位 グスタフ・クリムト
『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ』187億9000万円
出典richardspooralmanac.blogspot.jp
7位 フィンセント・ファン・ゴッホ
『医師ガシェの肖像』180億3000万円
出典rompedas.blogspot.jp
8位 フランシス・ベーコン
『ルシアン・フロイドの3つの習作』172億円
出典blogs.elpais.com
9位 ピエール=オーギュスト・ルノワール
『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』170億7000万円
出典www.renoirgallery.com
10位 パブロ・ピカソ
『パイプを持つ少年』155億5000万円
出典silverandexact.wordpress.com
天才・ピカソは2作品がランクインしていますね!
今はこれだけの値がついていますが、
ゴーギャンやゴッホのように、生存中は
ほとんど売れなかったアーティストも多いみたいです。
まあ、名声もいいですけど、できたら
生きているうちにカネ欲しいですねw。
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2015-02-11 05:07
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