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エボラ治療に期待のアビガン、臨床試験で中間結果!国際承認か?? [国際]





抗インフルエンザ薬なのに、その作用のメカニズムによって
エボラ出血熱の治療薬として期待されている
アビガン錠(一般名ファビピラビル)。

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臨床試験で、一部の患者に有効性が示唆されたと発表されました。

ウイルス量が中程度の患者への投与で死亡率が半減したとのこと。

昨年12月からギニア国内で臨床実験を主導している
フランス国立保健医学研究所(Inserm)が、
エボラ熱患者80人に関する結果を分析。

血中のウイルス値が比較的低い患者の死亡率が
30%から15%に半減したことを確認。

「効果が期待できる」とする一方、
血中のウイルス値が高い患者と小児については、
「効果が見られない」としています。

エボラウイルスを殲滅するまでのパワーはないみたいですが、
一定の効果は期待できそうですね。


かつては”失敗作”とまで言われていた…??

アビガンを開発したのは、富士フイルムグループの富山化学工業。
大正製薬ホールディングスと株式を二分しており、
富士フイルム約6割強、大正製薬約3割強という配分みたいです。

2014年3月、厚生労働省に製造販売の承認を受けたアビガン錠ですが、
「タミフルなど他の抗インフルエンザウイルス薬が
無効または効果不十分なものに限る」
という条件がついてしまったのです。


これでは「めったなことでは使われないクスリ」
となってしまい、富山化学関係者は唇を噛むしかなかったそうです。

ところが、世界的に猛威をふるうエボラ出血熱の治療に
効果があることがわかってきてから、期待度は一気に高まりました。

”富山の薬売り”のDNAとフィルター分野で培った技術が融合し、
世界を救う素晴らしい薬の開発に成功したといえるでしょう。

とはいえ昨年末には、エボラ治療薬として「すわ、国際承認か?」
といったニュースがちらほらあったのですが、
まだそういうニュースは届いてないようです…。
その日も決して遠くはないでしょう。



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