ヘリウムガスでアイドル意識不明。ももクロ妹分の3B junior [社会]
吸ったら変声になるあの”ヘリウムガス”で、
大変危険な事故が起こってしまいました。
1月28日、BS朝日のバラエティー番組
『3B juniorの星くず商事』収録中、
パーティーグッズの大人用ヘリウムガスを吸った
10代少女のアイドルグループ
”3B junior”のメンバー(12)が
突如倒れて意識を失い、病院に搬送されました。
ヘリウムガスを一気に吸い込んだことで、
脳の血管に空気が入って血流が塞がれた状態になり、
「脳空気塞栓(そくせん)症」と診断されました。
現在も治療中。声をかけると腕を上げたりなどの
反応は示すものの、意識は完全には
戻っていない状態が続いているそうです。
ホントは怖い? ヘリウムガスの危険性
オーストラリアでは、 2005年7月から2009年12月までの間に79人
(Journal of Forensic Sciencesによる調査)
2013年 イギリスで62人
(Office of National Statisticsによる調査)
これは、ヘリウムガスを吸ったことによる
死亡者数です。
毎年、世界中でヘリウムガスによる死亡事故が
意外なほど多いことが伺えます。
ヘリウムガスを吸うと、肺の中の空気と
ヘリウムガスが入れ替わります。
酸素の割合が18%以下になると
意識を失ったり、呼吸停止の症状があらわれ、
最悪のケースでは死亡してしまうこともあるのです。
よく子供がもらうヘリウムガスの
入った風船がありますが、
あれを吸ってしまうのは言語道断。
ヘリウムガス100%なので、
窒息死する可能性があり大変危険です!
パーティーグッズのヘリウムガスは、
ヘリウム8割、酸素2割程度の混合が一般的で、
安全性を強調した商品もあります。
とはいえ、酸素が含まれていたとしても、
吸入する速さや吸い込む量は人それぞれ。
ましてや子供となると、
大人より危険性は高まります。
3B juniorは、スターダストプロモーション所属で、
ももいろクローバーzの妹分的存在。
27名のメンバーがダンスやボーカルレッスンをして
ユニットデビューを目指すプロジェクトを
展開しているそうです。
『3B juniorの星くず商事』は初の冠番組で、
メンバーも意気込んでいたのでしょう。
ヘリウムガスの危険性をもっと認識していたら
防げていた事故だったかもしれません。
ドナルドダックみたいな声になって
楽しいパーティーグッズですが、
十分に注意して使わないと
「ヤバイよヤバイよ」じゃ
済まない事態になりかねませんね。
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